世を儚んだのか? ’ダンもどき’ [ ∟地域猫 / 野良猫]
世を儚んだのか? ’ダンもどき’ 07.03.05
今朝は ’ジョン・ケイ’が窓辺にデェ~ンと座り続けないように、
北向きの部屋で陽がささず陰気なので、
カーテンを開けることにした。
’ジョン・ケイ’が窓辺にデェ~ンと座っているかな?っと
カーテンを少しまくってみたら・・・
なんとォ! ’ダンもどき’が眠っている!
当初は良い印象でなかったから
こんな命名をしてしまったけれど、
今では 弱そうで 守ってあげたい野良猫だと思っている。
これまでの観察では、
こんなところで眠ることが出来る立場ではない。
私を信頼してくれている嬉しさよりも、
一言では説明出来ない 或る種のショックを受けた。
疲弊の極限状態なのだろうか・・・
01) 9:20am頃。
眠っている ’ダンもどき’を、
そぉ~っとカーテンを巻くって撮ったが
目を覚ましてしまった。
(ガラスには、室内の物が写り込んでいる。)
エサの要求ならば、直ぐに起きて ’正座’する。
冬の間は ’ジョン・ケイ’に追い回されないように、
寒くて辛そうな未明の内から ’正座’で待っていた。
朝型で暗い内から起きる私は それを知っていて、
エサをあげて 喰い終わって立ち去る ’ダンもどき’へ
”ゆっくり眠れよ”っと心の中で呟いたものだ。
02) 9:40am頃。
再び覗いたら、丸くなって眠っていた。
カーテンを大きく巻くっても気づかなかった。
’ダンもどき’は
’ジョン・ケイ’から徹底的に敵対視されているので、
庭はおろか、この台の上で眠ることなんか考えられない。
ここでエサを喰っているところを ’ジョン・ケイ’に見つかって
逃げるに逃げられずに追い詰められたことが
何度も有るというのに。
’ジョン・ケイ’が部屋の中を覗きに来る時間帯だ。
こんな時間帯に ここで寝ていることなんて考えられないことだ。
生きることに疲れ 世を はかなんで、
自暴自棄になったのだろうか?
真偽は不明だが、
’猫が死ぬ時は姿を消す’っと聞いたことがある。
でも ’だんもどき’は、エサを貰ってきた私の前で
眠りながら死にたいとでも思ったのだろうか?
このように書いたのは私の妄想だとは認めるけれども、
ここ十年間での思いを ’だんもどき’の寝姿に投影してしまった。
辛かった。
でも、よくやったよ。
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