中学生とおぼしき二人が、’デイブ平尾’を撫でていた。
私は、いつも三匹一緒の ’トラシマ１号’と ’トラシマ２号’
を探した。
予想していた場所、縁の下に ’トラシマ１号’が
身を隠すように横たわっていた。
先の二人と ’デイブ平尾’の様子を窺って（うかがって）
いたのかもしれない。
私の思いあがりかもしれないが、
私を見て安全を確信したかのように 私の前を通って
二人のところへ行った。
二人はエサをあげていたが、
鰹節で ヘンなエサではないので安心した。
夏バテと 老齢・歯石の付着で
ほとんど食べていないと聞いていた ’トラシマ１号’だが
鰹節を食っているのを見て ホッっとした。
それも束の間 それ以上は食わなくて、
やっぱり かなり具合が悪いのかなぁっと思った。
横たわっている時は わかりづらいが、
歩いている姿は 腰の間接付近が凹んで痩せが激しい。
動物の健康状態に無知な私でも、
毛並みの悪さがわかる。
少なくとも、半年前の姿から一変してしまった。
01) 鎌倉市材木座「光明寺」
先に居た ’デイブ平尾’加えて、
’トラシマ１号’（前）もやって来た。
私としては、最近になって歩いているところを見たのは
久々のような気がする。
老齢に加えて、食欲不振で急激な痩せが気がかりだ。
もう一匹 茶色っぽい猫が居るのだけれど、
見かけませんでしたか？ っと 私は二人に聞いた。
見かけなかった旨の返事だった。
いまに どこからか出て来るヨ。
とっても 人なつこいから、膝に乗って来ちゃうヨ・・・
・・・っといっているうちに、’トラシマ２号’がやってきた。
02) 鎌倉市材木座「光明寺」
心霊写真ではない。
更に、人なつこい’トラシマ２号’が縁台へ乗っかっている。
保護色？で判り辛いので円で示した。
’トラシマ２号’は、
黙々と 縁台の上に置かれた鰹節を食っていた。
私は ここの猫へエサをあげたことは無いし
世話をするボランティアでもなくて、
単なる 少し近くに住む者だ。
ボランティアさんたちが面倒を看てくださって
健康面もチェックしてくださっている以上、
観光客様からのエサやりは 控えていただいたほうが
猫たちの健康が安全なのかもしれないことが
すこしづつ わかってきた。
私は、他人様へは余計なことを言わずに その場を離れた。
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