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’ ミミ ’ は先に待っていたが、
結局 ’ ステッペンウルフ ’ は 最後まで来なかった。
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土手の 金網の向こう側の低いところで、
10羽以上の小鳥が
木の実らしきものを啄(つい)ばんでいた。
スズメかぁ?っと近づいて見たら、
名前を知らない 尻まわりが緑色の小鳥だった。
もしかしたら、
’ ステッペンウルフ ’ は この鳥を狙って繁みに隠れていて
出るに出られない状況だったのかもしれない。
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尻尾掴まれようが、なにをされようとも食い続ける ’ ミミ ’。
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